「様子を見る」のは、本当に正解ですか?



住宅価格上昇の2つの要因
住宅価格の上昇要因は2つあります。
① 家の価格(材料費・人件費)
② 住宅ローン金利
要因①|家の価格
【材料費:もう元には戻らない】
2020年以降のウッドショック・円安・資源高騰で、建築材料の価格は大幅に上昇。
「新しい価格水準」として定着しています。

これに加えて、2027年からZEH基準の義務化が予定されています。
省エネ設備の設置コストが全住宅に標準で上乗せされる。
今と同じ仕様の家が、数年後にはさらに高くなる構造です 。
【人件費:職人不足は解決しない】
建設業の人手不足は構造的な問題です。

「待てば職人が増える」ことは、構造上起きません。
つまり、材料費 + 人件費 = 建築費は下がらない。
むしろ上がっていきます。
要因②|住宅ローン金利
【なぜ金利が上がるのか:2つの法則】
法則① 日本経済の「正常化」
30年間続いたデフレ・超低金利時代が、終わりを迎えています。

日銀はすでに2024年から利上げを開始しています。
これは「異常事態」ではなく、日本がようやく「普通の経済」に戻っていく過程です。
法則② アメリカが動くと、日本が動く
世界の金利は、アメリカの中央銀行(FRB)の動きと連動します。

「なぜ遠いアメリカの話が自分の家のローンに関係するの?」
世界の経済は、すでにつながっています。
2026〜2027年、日米ともに金利は上昇方向での議論が続いています。

※変動金利を適用した場合
金利が1%上がるだけで、
35年間の総支払いが700万円以上増えます。
月々の差額は小さく見えても、
35年では何百万円もの差になります。
価格や金利が「下がる可能性」はあるか
「住宅価格や金利はいつか下がるんじゃないか」と思って様子を見ている方も多いと思います。
では実際に、各コストが下がる可能性はどれくらいあるのか。
正直に整理してみました。

「下がる可能性がほぼない」3つが重なっているのが、今の住宅市場です。
唯一、今年が有利な可能性があるのはZEH補助金だけ。
様子を見ることで得られるものより、失うものの方が大きくなっています。
まとめ
家の価格も、金利も、今が一番低い水準です。
2つの要因が同時に上がる前に動くことが、結果的に一番安く家を建てることになります。
「様子を見る」ことのコストを、一緒に考えてみましょう。
