【デザイン住宅検討者向け】シンプルモダンとナチュラルモダンは何が違う? どちらを選べば良いかがわかるように詳しく解説!
【デザイン住宅検討者向け】
シンプルモダンとナチュラルモダンは何が違う?
どちらを選べば良いかがわかるように詳しく解説!
どのような住宅デザインが自分たちに合っているのか、選ぶ決め手はなんなのかと迷う方もいることでしょう。
なかでも、シンプルモダン・ナチュラルモダンはオシャレな印象がありながらも、取り入れやすいデザインで人気があります。
本記事では、シンプルモダン・ナチュラルモダンのそれぞれの違いやインテリアでの取り入れ方、住宅の外観デザイン選びで失敗しないコツを解説します。
住宅のテイストに統一感があると洗練されたイメージに仕上がるほか、居心地のよいお家時間を過ごせるでしょう。
シンプルモダン・ナチュラルモダンとは
シンプルモダン・ナチュラルモダンは、年月が経過しても飽きのこないデザインが特徴です。
幅広い年代からの支持があり、注文住宅を建てる方にも人気があります。
ここからは、それぞれのデザインの特徴や違いを解説します。
注文住宅で人気なデザイン「モダン」スタイルとは
モダンとは、直訳すると「現代的な」という意味があります。
シンプルモダン・ナチュラルモダンのほかにも和モダンや北欧モダンなどのテイストもあります。
どれも装飾を最小限に抑え、無駄をそぎ落とした美しさのあるデザインでありながら、機能性も兼ね備えた合理的なインテリアスタイルです。
モダンスタイルでは主に、以下のカラーや素材をベースとします。
・ホワイト×ブラック×グレーをベースとした重厚感のあるカラー
・ガラス、アイアン、スチールなどの無機質な素材
シンプルにまとまるように同系色やモノトーンのカラーを多用します。
直線的でシャープな素材のなかにポイントとして曲線も取り入れると、ハイクオリティをアップさせたコーディネートが完成します。
シンプルモダンとは
シンプルモダンとは、現代風の無駄のない直線的なシルエットをベースに、少し柔らかさを足したデザインです。
ホワイトやグレーなどの淡いカラーを多く使用し、ポイントとしてブラックを取り入れます。
ブラックは空間を引き締める効果があるため、モダンスタイルによく使われます。
シンプルモダンはスタイリッシュでありながらもシンプルで飽きにくく、さまざまな方に受け入れられやすいデザインです。
また、装飾や凹凸が抑えられていることから、建築コストがかかりにくいのも特徴です。
ナチュラルモダンとは
ナチュラルモダンとは、無機質でシンプルなモダンデザインをベースとして、自然を感じる要素を融合させたデザインです。
たとえば、室内に温かみのある木材を使用するなど、洗練されたデザインのなかにもほっと寛げる空間づくりを意識します。
ほかにも、濃淡の少ないカラーやグリーンや茶色などのアースカラーを取り入れるアイデアもよいでしょう。
家具だけでなく観葉植物などをポイントとして設置すると、さらに上質でオシャレな雰囲気に仕上がります。
シンプルモダン・ナチュラルモダンの違いとは
シンプルモダンかナチュラルモダンかを選ぶ際には、それぞれの違いについてはっきりさせると選択しやすくなります。
それぞれにどのような方に向いているのかを解説します。
シンプルモダン・ナチュラルモダンそれぞれの違い
シンプルモダンもナチュラルモダンも、それぞれに直線的でスタイリッシュなアイテムを採用します。
しかし使うアイテムやカラーを少し変化させることで、どちらかの要素へと近づけられます。
シンプルモダンは直線が多く無機質で、モノトーンカラーを多く使うイメージです。
一方で、ナチュラルモダンは、シンプルモダンよりも濃淡を弱くし、自然素材やアースカラーを組み合わせることで優しい印象を強調させます。
これらのスタイルは、ソファやテーブルなどの家具のほか、照明での演出も可能です。
シンプルモダンではラグジュアリー感を、ナチュラルモダンでは柔らかさを出すとより上質な空間が叶うでしょう。
シンプルモダンに向いている人とは
シンプルモダンに向いている方は、以下の住宅イメージを理想とする方です。
・すっきりとした印象にしたい
・高級感もほしい
・大人な雰囲気のなかに温かみもほしい
直線的でシンプルな印象の住宅デザインをもとに、ポイントとしてアイアンなどの無機質な素材を使用しましょう。
デザイン性を重視してアイテムを選びますが、すっきりとしたイメージにするためは装飾のし過ぎには注意します。
生活感の少ないシンプルモダンなインテリアを際立たせるためには、物で溢れないように計画するとよいでしょう。
間取りをプランニングする以外にも、収納付きのソファやキャビネットでも対応できます。
クロスは空間に広がりをもたせるホワイトを基調とし、家具にブラックを使うモノトーンのコーディネートがおすすめです。
照明はダウンライトをベースに、間接照明をアクセントとして壁に光のグラデーションを感じられるような演出をすると、立体感と上質な雰囲気を感じられます。
ほかにも、ライティングレール(ダクトレール)を設置し、ペンダントライトやスポットライトを取り付けると、効果的に直線を取り入れられるでしょう。
ナチュラルモダンに向いている人とは
ナチュラルモダンに向いている方は、以下の住宅イメージを理想とする方です。
・すっきりとした印象に見せたい
・自然な要素も加えて落ち着く雰囲気にしたい
・色味で遊びたい
住宅デザインとしてはホワイトなどの色みを抑えたカラーをベースとし、グリーンなどの色見が豊かなカラーをアクセントにします。
ウッドデッキや植栽など、自然を感じる要素を外構で取り入れるのもおすすめです。
内装では、アースカラーなどの色みを抑えたシンプルなカラーをベースに、ソファのフレームやダイニングセットに木材を使用するなど、ナチュラル感を演出しましょう。
このとき、丸みを感じるものばかりで構成してしまうと、ナチュラル感が強く出てしまうため、直線的なフォルムのアイテムを多く選ぶ必要があります。
木材のカラーは淡いカラーを取り入れると優しい雰囲気が強くなり、濃いカラーを取り入れるとモダン要素が強くなります。
カーテンやラグなどの面積の大きいアイテムは、オフホワイトやベージュなどの淡いカラーでまとめます。
一方、クッションなどの小さなアイテムには、マスタードやテラコッタなどのアースカラーを取り入れるとセンスよく上がります。
ナチュラル感を取り入れるためには、観葉植物のほか、ヤシ科のラタンを使用したアイテムを置いたり、床を無垢材にしたりするのもおすすめです。
ダウンライトを照明のメインとし、ダイニングゾーンには曲線を活かしたペンダントライトを設置すると、洗練されたなかにも柔らかな雰囲気が生まれるでしょう。
住宅の外観デザイン選びで失敗しないコツとは
住宅の外観デザイン選びで失敗しないためには、以下の2つのコツがあります。
・マイホームを建てる2つの方法を知る
・失敗しがちな3つのポイントを知る
住宅を建ててから後悔しないように、失敗例も合わせて解説します。
マイホームを建てる2つの方法
家づくりでは、注文住宅と規格住宅があり、外観デザインをふくめた設計の自由度も決められます。
自由度の高い注文住宅では、デザインを細かく打合せし設計に反映させられますが、コストが高い点がデメリットです。
一方、規格住宅の場合、人気の外観デザインから選べるため、間違いのないデザインになりやすいメリットがあります。
規格住宅は、注文住宅よりもコストをかけずに、オシャレな家が叶いやすいと言えるでしょう。
失敗しないための知っておきたい3つのポイント
外観デザインを選ぶときには、以下の点に気を付けてプランニングしましょう。
・色を使いすぎない
・トータルバランスをみる
・素材によって将来かかるコストが違うことを知る
使うカラーは、ベースとなる色+同系色の色+アクセントカラーの2〜3色で構成しましょう。
個性を出し過ぎてしまうと、モダンなイメージとかけ離れてごちゃごちゃとした印象になってしまいます。
外観では、建物と外構でのバランスを考え、内装ではクロスやカーテン、家具などのトータルバランスを見る必要があります。
外壁に採用されることの多い窯業系サイディングは、初期コストが抑えられる反面、7年~10年ほどのサイクルでメンテナンスが必要です。
一方、金属系サイディングは耐久性があるため、10~15年のメンテナンス周期が一般的です。
初期コストだけではなく、外壁に使われる素材によって将来的にかかるコストが違う点についても把握しておくと、後悔や失敗がしにくいでしょう。
シンプルモダンやナチュラルモダンな家づくりのご相談は住宅産業センターへ
シンプルモダンはスタイリッシュでかっこよく、ナチュラルモダンは自然の柔らかさを感じられます。
どちらもシンプルで直線的なデザインを採用するほか、色のトーンを抑えてアクセントカラーで差をつけるとオシャレな空間が叶います。
住宅産業センターではシンプルモダンな住宅もナチュラルモダンな住宅も、どちらも扱っています。
「実物を見て決めたい」「プロの意見も聞いてみたい」というお悩みがある方は、来場時にお気軽にご相談ください。