【津山での平屋暮らし】
新築平屋の建築費用はいくらになる?
費用の目安や安く建てるコツも解説!

高齢者世帯だけではなく、子育て世代にも平屋の人気が高まっています。
2階建て住宅が主流のため、平屋の家づくりにどのくらいの費用がかかるのか、2階建てと比べてどのくらい割高になるのか、目安を知りたい方も多いでしょう。

本記事では、新築平屋にかかる建築費用の目安をご紹介します。
ローコストで建てるコツについても解説しますので、かしこく平屋を建てる方法を把握し、夢のマイホームづくりをイメージしてみましょう。

新築平屋住宅の費用相場

新築平屋住宅を建てる際にかかる費用を全体像として把握し、20坪・30坪の平屋を具体例として費用の目安を計算してみましょう。

住宅の費用の全体像を理解しよう

新築住宅を建てる際には「本体工事費用+付帯工事+諸費用+土地費用+造成費用+外構費用」がかかります。まずは、建物価格となる次の項目の費用割合をみいていきましょう。

・本体工事費:建物総費用の70~80%
・付帯工事費(ガス配管埋設工事など):建物総費用の15~20%
・諸費用(住宅ローン手数料など):建物総費用の5~10%

たとえば、建物にかけられる予算が3,000万円だった場合、本体価格は2,100~2,400万円が現実的であると言えます。
外構費用に関しては、一般的に建物価格の10%ほどの費用をかけると建物とのバランスがとれるとされています。

土地探しからはじめる家づくりの場合、プラスで土地代のほか、宅地以外の土地であっても住宅を建てられるように整地などをおこなう、造成工事が必要です。
新築住宅にかかる費用は、建物にかかる費用だけではありません。預貯金からの捻出や毎月の住宅ローンの返済額など、トータルで考えた費用をもとに家づくりを進める必要があるでしょう。

20坪の平屋の場合

20坪の新築平屋の建物本体工事にかかる費用は、約1,000〜2,000万円が目安です。
建物本体+付帯工事で約1700万円〜と考えておくとよいでしょう。

20坪の家は、2LDKまでの間取りに最適で、1〜3人家族が住みやすい広さです。
家族構成によって間取りが変わることで、次のように本体工事費が異なるケースが一般的です。

・1LDK:約1,000万円
・2LDK:約1,000~2,000万円

空間を細かく仕切るほど、建築コストがかかると考えましょう。

30坪の平屋の場合

30坪の新築平屋の建物本体にかかる費用は、約1800〜3000万円が目安です。
ただし、ローコスト住宅であれば、建物本体+付帯工事で約2500万円〜とコストを抑えることも可能です。

30坪の家では、3LDKの間取りが一般的となっており、3〜4人家族または、4LDKにして5人家族にも対応できます。家族団欒の空間と、家族それぞれのプライバシー空間のどちらも叶えられるでしょう。

住宅産業センターでは、約2,000万円からはじめるローコストな家づくりが実現可能な「KAI平屋」をラインナップとしてご用意しています。
家族がワンフロアで集まり、憩いの時間を共有できる平屋づくりをしたい方におすすめです。

津山や真庭の土地費用の目安

土地の費用はエリアによって異なります。
津山エリア・真庭エリアそれぞれの坪単価の目安は次の通りです。

・津山人気エリア:10~15万円/坪
・真庭人気エリア:7~10万円/坪

たとえば、4人家族で平屋を建てるケースで考えてみます。
国土交通省の「住生活基本計画」をベースとすると、約60坪ほどの土地の広さが必要になります。
すると、津山の人気エリアでは、600〜900万円、真庭の人気エリアでは420〜600万円ほどが土地代としてかかる計算です。土地探しの家づくりの際には、土地代も含めた資金計画を立てておきましょう。

新築平屋の予算を抑えてローコストで建てるには

新築平屋にかかる予算を抑えて、ローコストでマイホームを建てるためには、次のコツを把握しておくとよいでしょう。

・規格住宅を選ぶ
・外観はシンプルにする
・間取りを工夫して無駄なスペースを減らす
・住宅ローン減税を利用する

それぞれについてくわしく解説します。

規格住宅を選ぶ

規格住宅で新築平屋を建てると、費用を抑えられます。
規格住宅では間取りや住宅仕様のパターンが用意された中から選択するため、打合せにかかる人件費や設計費、建築費などのコストを抑えてマイホームが手に入れられるからです。

注文住宅にした場合、間取りのほかドアの取っ手ひとつに至るまで、すべて自分たちで決めなければならないケースが多いです。自由度が高い魅力はありますが、知識が豊富でないと選ぶのに時間がかかったり、手間もかかったりするでしょう。

規格住宅と言えど、間取りや住宅性能が劣るわけではありません。
プロが設計した使い勝手のよい間取りや、高気密・高断熱の家もあります。
いざ入居してみると使い勝手が悪かった、年月が経過すると使い勝手が悪くなったなどの失敗が少ないとも言えるでしょう。

住宅産業センターでは規格住宅として、グッドデザイン賞を受賞した「ZERO-CUBE + FUN」や、暮らしの真ん中に庭を設計した「ZERO-CUBE KAI」をご用意しています。できるだけローコストで家を建てたいけれど、オシャレな家にも憧れる方におすすめです。

外観はシンプルにする

シンプルな外観は、建築費用を抑えられます。
たとえば、壁や屋根の凹凸を少なくすると、施工費や建材費を抑えられます。
なるべくシンプルな形状にし、装飾も最小限にすることで費用を抑えましょう。

間取りを工夫して無駄なスペースを減らす

部屋を細々と区切らず、空間を広く使う間取りにすることで、施工費用を抑えられます。
壁の間仕切りを少なくし、個室を減らしましょう。たとえば、洗面室と脱衣室、ランドリールームなどと空間別に活用方法が異なる間取りが人気ですが、施工費用が多くかかります。

そこで、洗面室兼脱衣室として間取りを広めにとり、パイプハンガーを設置してランドリームとしても使えるようにプランニングするとよいでしょう。書斎や収納など限られた活用方法の空間では、壁をつくるのではなくロールカーテンやパーテーションなどで、空間を仕切るアイデアも費用削減に効果的です。

住宅ローン減税を利用する

住宅ローン減税を利用すると、金利負担を抑えられます。
新築住宅の取得時には、毎年の住宅ローン残高の0.7%が所得税・住民税から控除されるからです。
住宅性能によって、借入限度額が次の通りに異なります。

・長期優良住宅・低炭素住宅:4,500万円
・ZEH水準省エネ住宅:3,500万円
・省エネ基準適合住宅:3,000万円

上記は令和6・7年入居した場合であり、省エネ基準に満たない住宅は住宅ローン減税の対象外です。
また、制度の対象となるのは、床面積が50㎡以上、住宅ローンの借入期間が10年以上などの要件に当てはまる方です。
参照:国土交通省「住宅ローン減税

高性能な住宅であるほど建築コストはかかりますが、優遇措置の恩恵が多く受けられることも覚えておくとよいでしょう。

平屋と2階建てでは平屋が高くなるって本当?

平屋は2階建てよりも建築費用が高くなると言われています。
これは、2階建てよりも平屋のほうが広い土地が必要なほか、基礎工事と屋根工事の範囲が広くなるなどの要因からです。
具体的に、平屋と2階建ての坪単価を比較してみましょう。

平屋と2階建の坪単価の比較

平屋と2階建ての坪単価の目安は次の通りです。

・平屋:40~60万円/坪
・2階建て:50~100万円/坪

同じ広さの家を建てたとしても、住宅会社や住宅のグレードでも建築費用が大幅に変わります。
しかし、新築平屋の方が多くの費用がかかる傾向にあり、1〜4割程度割高になると考えておくとよいでしょう。

住宅施工では、基礎と屋根に多くのコストがかかり、単純計算すると平屋は2階建ての倍かかる計算です。
また、地盤改良が必要な場合では、さらにコストが膨らむでしょう。

平屋と2階建てで迷ったら

費用面で平屋にするか、2階建てにするかを悩んでいるのなら、間取りの工夫などでコストを下げるとよいでしょう。
また、平屋の施工実績が多い施工会社に依頼することで、床面積が狭くても空間を有効活用した、開放的な家づくりが実現します。
ライフスタイルに合わせた間取りのプランニングのほか、平屋を建てる際のアドバイスも的確にしてもらえるため、安心して任せることができるでしょう。

新築平屋住宅のご相談は住宅産業センターへ

住宅産業センターでは、規格型住宅やローコストの平屋をラインナップに揃え、お好みにあわせた家づくりが可能です。
住んでからの暮らしを充実させたいのなら、住宅デザインにもコストにもこだわった家づくりをする住宅産業センターまで、お気軽にご相談ください。