理想の家づくり何からはじめる?知っておきたい6つのポイント

「そろそろマイホームが欲しい」「注文住宅を建てたい」とは思っても、何からはじめたらよいのか、どのように家づくりを進めていけばよいのかと、疑問に思う方もいることでしょう。

本記事では、家づくりの基本から引き渡しの流れまでを6つのポイントにわけ、それぞれについて解説しています。

家づくりで何からはじめればよいのか、全体像を把握し、具体的にイメージすることでマイホームへの一歩を踏み出せるでしょう。

家づくりの基本と流れ

家づくりで何からはじめればよいのか迷ったらまず、家づくりの基本と流れについて把握しましょう。
ここでは、注文住宅を建てる際のスケジュール感について解説します。

注文住宅は入居予定日の1年前から建てるべし

注文住宅を建てようと決めてから完成までには、1年ほどかかります。

期間内のスケジュールとしては、次の通りです。

①住宅会社を決めるまでに4~5か月
②プラン検討に2~3か月
③実際の工事に4~5か月

施工を依頼する住宅会社や住宅の規模などによって、家を建てるのに必要な期間は異なります。
また、複雑な工程が多いほど、多くの時間がかかると言えるでしょう。

注文住宅はスケジュール管理が重要!

転勤や入学のタイミングなどに入居時期をあわせたい場合は、早めに家づくりをはじめる必要があります。
余裕あるスケジュール管理をおこなえると、家づくりに妥協することも少なくなるでしょう。

理想の暮らし×予算を明確にしよう

家づくりでは、理想の暮らしと予算とで、バランスをとることが重要です。
まずは、どのような暮らしをしたいのかをイメージし、無理のない返済計画を立てられるのかを明確にしましょう。

理想の暮らしをイメージしよう

どのような暮らしを実現させたいのか、自分の好みを深掘りすることからスタートします。
家族団欒のスペースを広々させたい、趣味が思いっきり楽しめる部屋がほしいなど、マイホームで叶えたいことをリストアップしましょう。
自分だけではなく家族みんなの叶えたい夢についても聞くことで、一人ひとりに暮らしやすいマイホームに近づきます。

マイホームは何十年と住む家です。
現在だけではなく、子どもが巣立った後や老後の暮らしやすさもイメージする必要があります。
家づくりの段階でバリアフリー対応にすれば、後々リフォームで出費がかさむといったリスクを最小限に抑えられるでしょう。

家づくりの予算を明確にしよう

家づくりの予算を明確にするためにはまず、なにに費用がかかるのかを把握する必要があります。
家づくりには、「土地代+本体工事費用+別途工事費用+諸費用」がかかります。

・本体工事費用:建物本体にかかる工事費用
・別途工事費用:給排水管、ガス管、外構工事費用
・諸費用:住宅ローン手続き費用、火災保険料 など

上記のように、家づくりにはさまざまな費用がかかるため、トータルの支出を把握しなければいけません。

これらの費用は、自己資金となる頭金と住宅ローンで支払います。
頭金がなくてもフルローンで住宅ローンを組めるケースもありますが、頭金を支払うことで、月々の返済負担が少なくなるメリットがあります。

頭金を準備する際には、ケガや事故などで働けなくなった場合や、失業時の生活防衛費となる余力を残して捻出しましょう。
住宅ローンは金利を考慮し、無理のない返済額で家づくりができるのか、返済計画についてしっかりと考えるのが重要です。

住宅会社を探そう

注文住宅の施工を依頼する住宅会社を決める際にはまず、工務店とハウスメーカーの違いを把握し、自分たちに合った施工会社に依頼する必要があります。
それぞれの特徴や違いについて解説します。

工務店とハウスメーカーの違い

工務店は地元密着の会社が多く、プランの自由度が高い特徴があります。
オリジナリティ溢れる注文住宅を建てたい方、トラブルが起こった時に相談しやすい安心感を得たい方におすすめです。

一方でハウスメーカーでは、家づくり全般にわたってのサポートが受けられます。
規格化された住宅プランを選ぶ際にはコストを抑えられたり、入居までの期間を短くできたりするメリットがあります。
安心の長期保証体制を整えている会社も多いため、引き渡し後も継続して手厚いサービスを受けたい方におすすめです。

家づくりについて学ぼう

施工会社が建てた家を実際に見て仕様などを学ぶことで、依頼先を見極めやすくなります。
室内の住み心地が体感できるほか、住宅デザインもイメージしやすくなるでしょう。
営業担当者から家づくりのアドバイスももらえます。
気になる住宅会社を見つけたら、見学会や相談会などに積極的に参加することをおすすめします。

住宅産業センターでは、実際に建てた家を体感できる「家づくり相談会」を随時開催しています。
疑問や質問点は、この機会にぜひご相談ください。

住宅産業センターのイベント概要はこちら ⇒ https://jyutaku-sangyo.co.jp/event/

土地探しをはじめよう

土地探しからはじめる家づくりの場合、立地や敷地の条件などの希望をクリアする必要があります。
ここでは、土地探しのはじめ方や気を付けるポイントを解説します。

土地探し何からはじめる?

土地探しでは、どこに家を建てるのかが大切です。

・通勤・通学に便利か
・スーパーマーケットなどが近く買い物がしやすいか
・病院が近くにあるか
・公園など子どもが遊ぶ場所に不自由しないか
・閑静な住宅街など自分たちの住みたい環境か など

立地や環境を考慮して希望をリストアップし、理想の生活にマッチする場所を探しましょう。

土地探しの気を付けるポイント

土地探しの際には、現地へ行って周辺の環境を実際に見ておくことが重要です。
時間が許せば、朝・夜など時間をずらすほか、平日・休日と日にちをずらすと住んでからの変化に困ることも少ないでしょう。
地盤状況や高低差、傾斜の有無のほか、ハザードマップで過去の災害被害の程度を把握しておくと土地の候補を絞りやすく、住んでからも安心感が得られます。

土地探しは住宅会社のプロに相談するとよいでしょう。
条件が厳しい土地であっても、土地活用のアイデア次第ではクリアできるかもしれません。
土地の候補を増やすためにも、親身になって相談できる住宅施工会社を見つけると、スムーズな家づくりが進められます。

住宅会社を決めよう

家づくりを依頼する住宅会社を選定するために必要な工程を解説します。

家づくりで学んだことを整理しよう

家づくり見学会や、インターネットなどで独自に調べたことを整理します。
理想がたくさんありすぎると予算内におさまらなかったり、スムーズな家づくりができなかったりする恐れがあります。

自分たちが実現したいことが家づくりで外せないポイントであるかどうか、じっくりと検討しましょう。
たとえば、キッチンはグレードを上げたいけれど浴槽は標準でよい、デザインよりも気密性の高い家にしたいなど、優先順位をつけると取捨選択がスムーズにいきます。

家づくり体験談を参考にしよう

既にマイホームを建てている人たちの体験談から、活かせる情報を収集しましょう。
間取りや住宅設備の失敗談、成功例のほか、予想と違って費用がかかった面についても体験談を聞けると、家づくりの参考になります。
貴重な経験者のアドバイスにも耳を傾けましょう。

着工から引き渡しまでイメージしよう

工事着工から引き渡しまではできる限り現場に行き、施工内容を見学するとよいでしょう。
見学時に見るべきポイントや注意点について解説します。

注意点

工事中は騒音などで近隣住民に迷惑をかける恐れがあります。
着工前にはあらかじめ、周辺住民に挨拶などをしておくとトラブルになりにくく、引渡し後も気持ちのよい新生活がスタートできるでしょう。

工事中に気になる施工箇所や設計時と違う点などがあれば、職人さんや住宅会社に遠慮なく質問し、不安点を解消しましょう。
引き渡し時に不備や傷などがないかをチェックすることも大切です。
床や壁、ドアに傷がないか確認し、住宅設備が問題なく使用できるのか、扱い方も一通り教えてもらうと安心です。

住宅設備の説明書や保証書が揃っているか、今後のアフターサポートではどのような対応をしてくれるかもあわせて確認しておきましょう。

家づくりで迷ったら住宅産業センターへ

家づくりを何からしてよいのか迷った時はまず、家づくりの全体像を把握し、入居したいタイミングの1年前ほどから動く必要があります。
どのような家を建てたいのか、予算はどれくらいなのかを把握し、条件にあう住宅施工会社を選定しましょう。

実際に建てた家を見て体感すると住宅会社を絞りやすいです。
気になる施工会社を見つけたら積極的にコンタクトをとり、見学会などに参加しましょう。
家づくりにおける疑問点を解消したり、アドバイスをうけられたりするよい機会でもあります。

住宅産業センターでは、家を建てたい方のパートナーとなって家づくりについて考えています。
随時、見学会を開催していますのでお気軽にご参加ください。